中核派系全学連 中核派系全学連は、革共同全国委の学生組織、日本マルクス主義学生同盟・中核派が中心となり、おもに法政大学を拠点に活動している。全学連大会は9月で57回を数えた。飯田橋の法大キャンパスにはデカデカと立て看板が立ち並び、「中核派の機関紙、前進を読もう!」と書いてあり、前進が貼り出されたりしている。機動隊を引き連れた公安の「ガサ入れ」のときの写真なども貼り出されていた。やはり、一番エネルギッシュなのは中核派ではないだろうか。 |
防衛庁に緊急抗議 C130輸送機派兵許さぬ カンボジア内戦の再燃に乗じた日帝・橋本は、「在留日本人救出の準備」を名目に自衛隊機C130のタイ(→カンボジア)派兵を強行した。自衛隊機は七月九日に愛知県小牧基地を出発、沖縄に立ち寄り、十二日に那覇空港からタイのウタパオ海軍基地へ飛び立った。 怒りに燃えた全学連は、十二日午前十一時、激しい雨をついて東京・六本木の防衛庁正門前に登場し、自衛隊のカンボジア派兵を徹底弾劾した。「自衛隊機派兵弾劾」「ガイドライン改訂阻止」のシュプレヒコールをたたきつけた。 全学連が登場するやいなや正門前に張り付いていた警官はあわてふためき、「門を閉めろ」と怒鳴りちらす。防衛庁の職員らは完全にうろたえ、守衛所に閉じこもった。 学生の怒りの声にいたたまれなくなり、防衛庁から警備担当の大塚なる職員が出てきた。だが「防衛庁長官は今日はいない」などとふざけきった対応をするのみだ。 この派兵を突破口に、新ガイドラインで自衛隊が朝鮮・アジアに出兵しようとしている今、こんな無責任な態度が許せるか! 抗議行動に集まった学生の怒りが爆発した。防衛庁の職員に、抗議の申し入れ文を防衛庁長官に責任を持って渡すことを約束させた。法大生が申し入れ文を読み上げ、手渡した。 小牧で抗議行動 出兵拒否を訴え 十日朝、愛知・三重反戦共同行動と全学連は、降りしきる雨をついて航空自衛隊・小牧基地ゲート前に結集し、緊急の抗議闘争に決起した。 怒りのシュプレヒコールがたたきつけられる中。渉外室長の小川がおずおずと対応に出てきた。愛知・三重反戦共同行動と全学連が抗議文を大音声で読み上げ、つきつけた。小川は、労働者階級人民の怒りにふるえ、か細い声で「もうこれでいいですか?」とたずねてくる始末だ。 闘う労働者と学生は再びシュプレヒコールをあげ、小牧基地の兵士に向かって海外派兵拒否を熱烈に呼びかけた。 歴史的な闘いの火柱をわが手で! 全学連中央執行委員会(大山尚行委員長)より、九月一日から三日にかけて、東京において開催される全学連第五七回定期全国大会に向けた招請状が発せられた。 (1) 今、時代に対する危機感と、未来を切りひらこうとする情熱を持った全国の学友諸君にたいして、全学連第五十七回定期全国大会への参加を訴えます。 日本が再び侵略戦争に突入する−− このことが九月二十三日に行われようろしている新ガイドラインの締結によって現実の事態になろうとしています。 「侵略戦争を再び許してはならない」−−戦後半世紀、この階級的決意の下に体を張り、幾多の血をも流して闘いぬいてきたわが全学連の全存在が、今こそ問われています。 日本帝国主義がガイドライン締結をもって再度の朝鮮・中国−アジアへの侵略戦争突入を宣言しようとしているその日こそ、われわれ全学連が、一切を投げうって「蜂起」すべき時です。 (2) 新ガイドラインは、朝鮮侵略戦争への自衛隊の参戦と日本の労働者人民の総動員を取り決めた戦争計画そのものです。しかもこの事実上の新軍事同盟の締結にも等しい大問題が、既成の議会政治勢力の総翼賛化という状況の下で、日米安保協議委員会というたった数名の日米の政府高官の集まりによって取り決められようとしているのです。七月十二日には新ガイドラインを先取りするように「日本人救出」を名目としたタイ−カンボジアへの自衛隊機の派兵が強行されました。橋本政権はさらに既成事実を重ねて、「緊急事態法」自衛隊法の「大改正」「ガイドライン関係法」などの有事立法制定を一気におしすすめようとしています。 では、労働者人民は総翼賛体制の下で一方的に進められている新ガイドライン策定と有事立法制定を承認し、朝鮮侵略戦争参戦の攻撃に唯々諾々と従っていこうとしているのか。断じて否です。総翼賛に敢然と立ち向かって米軍基地撤去へ不屈に闘いぬく反戦地主を先頭とする沖縄人民を見よ。権力・カクマル一体となった攻撃に対し、階級的団結と闘いを守りぬいている動労千葉、国労労働者を見よ。軍事空港絶対反対を掲げて闘い続ける三里塚農民、米軍演習をゲリラで止めた北富士農民の闘魂を見よ。そして圧倒的多数の労働者人民も「侵略戦争絶対反対」という階級的意志を有しながらも、既成の議会政治勢力の総翼賛化状況の中で、自らの真の階級的意志と力を示す機会をまだ見いだせていないだけなのです。 自民党や新進党、それに全面的に屈服を深める社民党、日本共産党、そして連合とカクマル=JR総連・・・・・・ これらすべての既成政治勢力、労働運動指導部とファシスト・カクマルが一体となって総翼賛体制を形成し、新ガイドラインが朝鮮侵略戦争参戦計画であることを隠蔽(いんぺい)し、ガイドライン決戦が階級決戦として爆発することを抑え込もうとしています。 しかし、わが全学連が、その若きエネルギーを爆発させてこの総翼賛政治を荒々しく突き破って見せた時、階級情勢を一挙に塗りかえることは全く可能です。今次全学連大会において真に革命的な路線と方針を確立し、力ある闘い方を全学連が鮮明に提示しきった時、階級的力を押さえ込まれてきた労働者人民は必ずやガイドライン決戦へ総決起を開始することでしょう。 (3) 戦後世界体制の崩壊の下で、世界は新たな戦争か革命かの時代に突入しています。 帝国主義世界経済は完全に行き詰まり、OECDは世界の主要資本主義国の失業者数は三千六百万人にも達しているとの報告を出しています。世界中で労働者人民と被抑圧民族人民への搾取と収奪が極限的に強められ、貧困と失業、差別と抑圧が増大しています。 しかし、その中で労働者人民と被抑圧民族人民は全世界で歴史的な決起を開始しつつあります。スターリン主義の崩壊=共産主義の崩壊という帝国主義のキャンペーンにもかかわらず、『共産党宣言』で発せられた世界プロレタリア革命の綱領は、今日ますますその輝きを増しています。 こうした情勢にあって、アメリカ帝国主義を先頭とする各国帝国主義は、戦後世界体制崩壊後の世界支配の再編をめぐる争闘戦に勝ちぬくことで延命を図ろうとしています。ソ連を崩壊させたアメリカ帝国主義は、その軍事力を他帝国主義国および新植民地主義体制諸国、残存スターリン主義諸国に対して先制的にフルに行使して新たな世界支配秩序を再編しようとしてきています。 この米帝の軍事的争闘戦の最大のターゲットこそ日本帝国主義です。米帝は朝鮮半島危機、香港「返還」後の情勢の下でますます激動化する中国への帝国主義的介入と制圧の軍事的ヘゲモニーを握ることによって、米帝主導のアジア再編成を貫徹しようとしているのです。米帝はそのために日帝の力を徹底動員し、そうして日帝の対米対抗的な台頭、日帝独自のアジア侵略と勢力圏化を阻止しようとしています。米帝の日米安保再定義・ガイドライン改定−朝鮮侵略戦争発動の目的はまさにここにこそあるのです。 これにたいして日帝支配階級は、対米対抗の衝動を激しく高めています。日帝は新ガイドライン締結と朝鮮侵略戦争への「主体的・能動的」な参戦を、日帝の対米対抗的な軍事力の形成と独自のアジア侵略戦争への道を切り開くものとして位置付け、かくして米帝によるアジア再編と新たな世界支配秩序形成をめざす軍事的争闘戦にたいして絶望的に挑戦しようとしているのです。 このようなアジア侵略と絶望的破滅の戦争への道を進む以外にない日本のあり方、帝国主義体制というものは根本的に変革する以外にありません。そういう問題がガイドライン問題において提起されています。ガイドライン決戦をまさに日本と世界の未来を切り開く決戦としてたたかうことが全学連に求められています。 (4) 朝鮮侵略戦争参戦と日米前面激突に突き進む日帝は、徹底して資本の論理、国家の論理で大学を作り変えようとしています。大学問題が再び三たび帝国主義の危機と矛盾の爆発点となってきました。七〇年安保・沖縄決戦において、大学闘争が、重要な導火線であり、一体の決戦であったように、今、ガイドライン決戦は、やはり、大学闘争を不可分の要素として爆発しようとしています。国家権力・大学当局一体となった全学連の拠点・法政大学の学生自治会つぶし、学生会館破壊の攻撃との闘いこそ全国大学闘争の天王山です。全国学生の力で法大決戦の勝利をかちとろう。 (5) ガイドライン決戦は七〇年決戦の反動として日本階級闘争の内部に生み出されたファシスト労働運動、ファシスト学生運動を打倒する決戦でもあります。 カクマルは、日帝の戦争と失業の攻撃にもっとも率先して協力し、労働者階級人民の革命的行動への決起をたたきつぶしていくファシストとしての正体をあらわにしてきています。だからこそ国鉄で、沖縄で、大学でファシスト・カクマルに対する全人民的な怒りが沸き上がっている。 今こそカクマルを全人民の敵として打倒する決定的チャンスであり、このファシスト・カクマル打倒の闘いこそガイドライン決戦の真に革命的な爆発を実現するものです。 すべての学友のみなさん! 全学連大会の成功をかちとり、九・二三全国から首都に総結集し、日本帝国主義の侵略戦争の開始を内乱へと転化する歴史的な闘いの火柱をわが手で打ち立てようではありませんか! |