あとがき

 このように、現在でも各派全学連は活動中である。だが、当時に比べて規模は格段に縮小したと言わざるを得ないだろう。当時は新左翼運動=学生運動であったが、現在はとてもそうは言えない。現在の新左翼の活動家の多くは労働者であるし、学生の割合は2割以下ではないだろうか。今の大学生の年齢層と言えば、1975〜1979年辺りの生まれの世代である。浪人、留年しながら8年も大学生をやっている人でも1970年前後だろう。いわゆる「安保世代」「全共闘世代」とは受けた教育も、育った家庭環境・社会環境も全然違う。そんな「現代っ子」が、こうして「革命運動」に身を投じ「全学連」を構成・継承していることには多少の驚きを感じずにはいられない。

 以上で「全学連」についての記述を終わる。乱文乱筆はお許し頂きたい。なお、現在の「日共派全学連」については調査していないので皆目わからない。不平等であることを陳謝したい。情報があれば、広報担当者までお寄せいただきたいと思う。

 もはやこの現代ニッポンにおいて「共産主義」革命というのは夢物語だろう。右左を抜きにしても政治的意識を持った若者が減少してきているのは間違いのない事実のようである。ファミコン世代に一抹の不安を感じずにはいられない。

 我が連合はこれからも各派全学連の活躍に期待する。がんばれ全学連!

[1-誕生の歴史] [2-セクトの誕生] [3-三つの全学連へ] [4-全共闘運動へ]
[5-革マル派系全学連] [6-中核派系全学連] [7-解放派系全学連] [8-あとがき]